乳児湿疹はキレイに洗ってあげて保湿ケアすれば大丈夫とよく言われます。
しかし、そのとおりケアしていても、なかなか乳児湿疹が治らなくて不安になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、本当にキレイに洗って保湿を続けていればそのうち治るのか、どのタイミングで病院に連れて行ったらよいのかについて解説します。
病院へ連れて行くタイミングについてお悩みの方は、ぜひ参考にして下さい。
洗って保湿すれば病院へ行くことなく乳児湿疹は治るってホント?
赤ちゃんには乳児湿疹ができやすいものの、キレイに洗って保湿をしていればそのうち治ると言われがちです。
毎日お世話をしている親にしてみれば、「日に日に酷くなる!ホントに保湿していれば治るの?」と思いますよね。
確かに、乳児脂漏性湿疹と呼ばれる乳児湿疹は、2か月くらいまでに自然と治ることが多いです。
しかし、同時に2か月の頃から赤ちゃんの肌はとても乾燥しやすくなるので、今度は乾燥によるかゆみを伴う湿疹が出てきます。
保湿を十分できていないと、乾燥してかゆくなり掻き壊してしまいうので、乾燥性の乳児湿疹はどんどん悪化していきます。
掻き壊してジクジクしているようなら、洗って保湿をしているだけでは治らないので、病院で適切な薬をもらいましょう。
病院で薬を処方してもらったら、薬さえ塗っていれば治るのかというと、薬だけではなかなか治りません。
薬で患部を治しつつ、しっかり保湿して肌を乾燥させないようにすることが大切です。
乳児湿疹で病院へ行くタイミングっていつ?
コロナやインフルエンザが流行っている季節などには、できるだけ病院には赤ちゃんを連れて行きたくないものですよね。
赤ちゃんに乳児湿疹らしきものが出てきた場合に、どれくらい様子をみていればよいのでしょう。
そしてどのタイミングで病院へ行ったらよいのでしょうか。
受診の目安とは?
まず、最初に赤ちゃんに出やすい乳児脂漏性湿疹の場合はかゆがらないので、それこそよく洗って保湿するというケアで大丈夫です。
しかし、かゆそうにしていたら乾燥が始まっていて、掻き壊す可能性があります。
つまり、受診の目安は、保湿をしてもかゆそうにして掻いてしまっているかどうかです。
すでに掻き壊したという場合は、ひどくなる前にすぐ受診しましょう。
かゆいと機嫌が悪くて泣くことが増えます。
何度も触ったり叩いたり、爪で引っかいたりもぞもぞしたりするのが、かゆいときのサインです。
大人のようにわかりやすくポリポリ掻けるわけではないので、かゆいのかどうか最初はわかりにくいかもしれません。
赤ちゃんをよく観察してみてください。
大人もそうですが、乾燥だけならしっかり保湿していればそのうちかゆみはおさまります。
しかし、それでもおさまらないと、そのうち掻き壊してしまいます。
受診の際には、湿疹を見せるだけでなく「かゆそうにしている」と医師にはっきりと伝えて診察してもらってください。
私は長男が赤ちゃんの頃、見せればわかると思って口に出して言わなかったために、適切な薬を出してもらえなかったことがあります。
何科へ行くのが正解?小児科vs皮膚科
ところで、乳児湿疹が出ている場合は小児科か皮膚科か、どちらに行ったらよいのでしょう?回答としては、どちらでもOKです。
ただ、1か月検診や3か月検診、予防接種などで小児科へ行く機会が多くありますよね。
気軽に相談できるかかりつけの小児科があるなら、最初は慣れた小児科で予防接種などのついでに診てもらえばOKです。
そうはいっても皮膚科にはやはり、皮膚の専門家だというメリットがあります。
相談したいのが乳児湿疹などの皮膚トラブルだけなら、皮膚科で診てもらうのもよいでしょう。
いずれにせよ、赤ちゃんの状況を細かく伝えられ相談しやすい医師に診てもらうのがいちばんです。
乳児湿疹で病院へ行くのをやめ市販の薬にしても大丈夫?
あまり病院には連れて行きたくないため、薬局の薬で乳児湿疹がどうにかならないかとも思いますよね。
赤ちゃんの乳児湿疹には薬局の薬を使っても良いのでしょうか。
薬局でも塗り薬は売っていて、非ステロイド系の軟膏は1か月頃から使えます。
ただ、きちんと診断を受けずに市販薬を使ったことでひどく悪化するケースもあるので、薬を必要とする症状であれば、病院で診てもらったほうが安心です。
市販の軟膏を使うとしても、数日使って改善しないようなら、早めに受診することをおすすめします。
乳児湿疹で病院行くタイミング
乳児湿疹は病院へ行かなくても治るものなのか、どのタイミングで病院へ行ったらよいのかなどについて解説しました。
しっかり保湿して様子をみていても、かゆがって掻き壊してしまうようなら、早めの受診をおすすめします。
乳児湿疹が気になったタイミングで、信頼できる医師に気軽に相談できるのがベストです。
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