赤ちゃんが乳児湿疹になり病院で薬をもらったのに、いつまでも治らないと不安になってしまいますよね。
薬を塗っているのに、むしろ悪化してしまうことさえあるのはなぜなのでしょう。
そこで、薬を塗っても乳児湿疹が治らず悪化することのある理由や、乳児湿疹とどう付き合っていけばよいのかについて解説します。
薬を塗っても乳児湿疹が治らないことにお悩みなら、ぜひ参考にして下さい。
薬を塗っているだけでは乳児湿疹は治らない!
乳児湿疹が赤ちゃんに出やすいことはよく知られており、はじめは清潔を保ちながら様子を見るのが一般的です。
しかし、いつまでたってもよくならず、結局病院へ連れて行くというケースが多いのではないでしょうか。
たいていの場合、薬と保湿剤が処方されますが、薬しか出されない場合もあります。
指示通りに薬を塗っていても、多くの場合、薬だけでは治りません。
なぜなら、乾燥が原因で乳児湿疹が悪化していることが多いからです。
乾燥が原因の乳児湿疹は、薬を塗っているだけではよくなりません。
薬は患部を治すためのもので、乾燥を防いではくれないですからね。
患部に薬を塗るとともに肌を保湿して乾燥を防がなくてはいけないのです。
そのため、一般的に病院では薬と一緒に保湿剤が出されます。
保湿不足が乳児湿疹を悪化させる!?
我が家の長男が乳児湿疹のときは、ヒルドイドクリームというピンクのチューブの保湿剤をよく出されていました。
しかし、あれっぽっちじゃすぐなくなってしまい、十分保湿できていませんでした。
しかも塗りにくかったです。
病院で出された保湿剤は、全身に塗るには少なすぎるので、患部周辺や特に乾燥の激しい箇所に集中的にしっかりと塗るようにします。
そして、乳児湿疹が悪化していない箇所には、市販のミルクローションを惜しみなく使いましょう。
全身をしっかりと保湿することが大切です。
乾燥は乳児湿疹を悪化させます。
保湿不足だと、せっかく薬を塗っていても、なかなか乳児湿疹はよくならないことを知っておきましょう。
ただ、市販の保湿剤はジクジクした患部には使えないのが一般的ですので、患部や周辺の保湿については医師の指示に従ってくださいね。
患部には薬だけ塗るように言われる場合もありますし、保湿剤と混ぜた薬を処方してくれる場合もあります。
また患部にも塗れる保湿剤を出してくれる場合もあります。
繰り返す乳児湿疹は薬と上手にお付き合い
乳児湿疹が出やすい子は、治ったと思ったらまた繰り返すことがあります。というのも、赤ちゃんは日々成長しているからです。
肌の弱い赤ちゃんは、よだれがたくさん出るようになればよだれかぶれを起こします。
離乳食を食べるようになれば、食べ物の刺激で口の周りが荒れるでしょう。
成長とともに、さまざまな刺激で湿疹が出てしまいます。
でも、慌てることはありません。
乳児湿疹が出てしまったら、適切に薬を塗ってしっかり保湿し、保護すればよいのですから。
乳児湿疹の薬っていつまで塗るの?
そうはいっても、なかなか良くならなかったら、いつまでも薬を塗っていてよいものなのでしょうか?
ステロイド外用薬は、医師の指示に従って短期集中で使う必要があります。
そのため、いつまで塗っていいのか医師の指示に従いましょう。
前述のとおり、薬を塗っているだけでは乳児湿疹はよくなりません。
保湿ケアもしっかりと行ったうえで薬の効果が出るのを待ちます。
医師の指示に従って薬を塗って、保湿もしっかりしているのに改善しないという場合には、改めて医師に相談してください。
状況に応じて、医師の判断で薬を変更することもあるからです。
信頼できる医師の処方に任せて!
薬を塗っているのに、いつまでたっても乳児湿疹が治らないと焦りますよね。
今は、ネットでさまざまなことを検索できてしまうためなおさらです。
「医師の処方した薬が悪いんじゃないか」「別の薬を使ってみたい」といった考えも出てくるかもしれません。
しかし、薬の処方は信頼できる医師の判断に任せましょう。
信頼できる医師とは、何でも相談しやすい医師のことです。
些細なことも相談しやすい医師であれば、赤ちゃんの様子を正確に伝えられますよね。
例えば、「離乳食を始めてから乳児湿疹がひどくなった」「保湿にこんなローションを使っている」といった情報を伝えます。
肌を見ただけではわかりづらいことも、細かい情報を医師が把握できると、より適切に診察できるでしょう。
乳児湿疹には薬と保湿と保護が大切!
乳児湿疹を治すには、薬・保湿・保護という3要素が必要不可欠です。
乳児湿疹が悪化してジクジクしているようなときは、薬なしには改善しません。
医師の指示に従って、処方された薬を適切に塗りましょう。
そして同時に、忘れてはいけないのが肌の保湿です。
乾燥が乳児湿疹をどんどん悪化させてしまうので、しっかりと保湿ケアをしてあげてください。
さらに保湿した肌を保護することで、よだれかぶれや離乳食かぶれなど、外からの刺激から肌を守れます。
ワセリンやファムズベビーのようなアイテムが肌を保護する役割を担ってくれます。
保湿した肌にバリアをはってくれるようなイメージです。
まとめ
薬を塗ってもいつまでも乳児湿疹が治らず悪化してしまうのはなぜなのか、乳児湿疹とどう付き合っていけばよいのかについて解説しました。
薬を塗っているのに悪化してしまったり、せっかく治ったのにまた湿疹が出てしまうと、親としてはその都度悲しくなってしまいます。
しかし、肌の弱い赤ちゃんは特に、成長過程のさまざまな刺激によって乳児湿疹を繰り返してしまうことがあるのです。
そんなときは、上手に薬と付き合い、しっかりと保湿ケアをして肌を保護してあげましょう。
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